長時間煮て豚バラ肉の角煮を作ったけどメッチャ固い…。
やっぱり圧力鍋じゃないと柔らかく煮ることはできないのかな?
そんなことはないですよ!!
普通の鍋でもやわらかく豚バラ肉を煮る方法を伝授いたしましょう!
料理を始めると多くの人が突き当たる壁というのがいくつかあります。
その一つと言ってもいいのが、めっちゃ長く煮たのに豚バラ肉が固い問題。
気合を入れてじっくり煮たのにお肉が固かった瞬間、本当にショックで悲しくなった経験があります。
「レシピ通り作ってるつもりなのにどうして…。」
とかなり落ち込んだものです。
そんな経験を経て何度も試行錯誤した結果、我が家流の豚バラ肉を柔らかく煮る方法を発見いたしました!!
しかも圧力鍋は使用しません!!
この記事では
- 圧力鍋なしで豚バラ肉を柔らかく煮る方法
- 煮た豚バラ肉で作る角煮のレシピ
を紹介したいと思います。
この方法を発見してからは、我が家では失敗がゼロなのでかなり自信があります!
どの方法を試してもダメだった…
という人も、ぜひ1度ここで紹介する方法で豚バラ肉を煮てみてください!
豚バラ肉を柔らかく煮る方法
豚バラ肉を柔らかく煮るには、たった1つのことを気を付けるだけでいいんです!!
それは
- 沸騰させない!
この一点のみです。
とはいえこれだけ言われて
「さあ、やってみてください!」
と言われても、よくわからないですよね。
なので、我が家で豚バラ肉を煮る手順を一通りお伝えします。
ちなみに、温度計は使いません!!
火加減以外にも少しだけ気を付けているポイントもあるので、そちらも知っていただけたらと思います。
①肉と水を入れる
鍋に豚バラのブロック肉と水を入れます。
鍋は、豚バラ肉がはみ出ない大きめのものを使ってください。
ここでポイントが1つあります。
脂身を外側(鍋肌側)に、赤身を内側にする。
鍋肌に近いほど熱が伝わりやすいので、高温になりやすいです。
このやり方では、特に固くなりやすい赤身が高温になっている時間を減らしたいので脂身を外側(鍋肌側)にするようにしてください。
お水は、豚肉にしっかりかぶるくらいたっぷりと入れてください。
もし、臭み消しを入れたい場合はここで
・酒 ひと回し
・長ねぎの青い部分
・ショウガスライス
など、そのとき用意できるものを入れてください。
②火にかける
豚バラ肉と水を入れたら鍋を火にかけます。
この時の火加減は「中強火」くらいがいいと思います。
強すぎると水温が上がるのが早すぎて固くなりやすく、あまり弱いと逆に水温が上がるまでに時間がかかりすぎて調理時間が長くなりすぎて旨味が流れ出てしまうので。
ここが今回最も大事なポイントがあります。
絶対に沸騰させない!
豚バラ肉を100℃の沸騰したお湯で煮てしまうと、肉汁が逃げて身がギュッと縮んで固くなってしまうんです。
調べたところ肉を固くせずに加熱するためには、どうやら肉の中心温度が60~65℃であることが大切なようです。
ただ、家庭でお肉の中心温度を測るための器具を用意するなんて、めんどくさくてとてもできません。
(少なくともわたしはできない…。)
なのでここは注意深く鍋を観察して、火を弱めるタイミングを見極めてください。
中強火から弱火にする目安は
鍋肌や豚バラ肉に小さな気泡がたくさん付いてきたら!
この小さい気泡がたくさん出てきたら火加減を落とす合図です。
ここを失敗しなければ、わたしは今のところ間違いなく豚バラ肉を軟らかく煮ることができています。
③弱火にする
先ほど説明した通り、鍋肌や豚バラ肉に小さい気泡がたくさん付くようになったら火加減を弱火にします。
できるだけ弱くした方が失敗が少ないと思います。
このあと長時間煮るので、水を逃がさない為と熱を保温する為にフタを閉めましょう。
もしフタがないお鍋の場合は、かぶせられるくらいの大きめのお皿かアルミホイルなどでフタをしてください。
④1時間半~2時間煮る
フタをしたら、1時間半~2時間ゆっくり煮ます。
中強火で火にかけている段階で、豚バラ肉の表面は白っぽく火が通ったような見た目になっているかと思いますが中はまだ生です。
豚バラ肉の大きさにもよりますが、500gくらいのブロックで2時間くらい煮るとしっかり火が通ります。
これで、やわらかく煮えた豚バラ肉の完成です!!
角煮のレシピ
我が家では、やわらかく煮た豚バラ肉で角煮を作るのが定番です!!
豚バラ肉といえば角煮と思いつくくらい人気の料理ですから、今回はそのレシピも参考にしてもらえたらと思います。
角煮の作り方
【材料】
・やわらかく煮た豚バラ肉 …500g
・大根 …8cmくらい
・水 …300㏄
・酒、砂糖、醤油 …各大さじ3ずつ
①大根を1cm厚くらいの輪切りにして分量外の水で下茹でする。(水から茹でて沸騰後20分くらい)
②茹でたら取り出して少し表面を乾かす。(味染みが良くなる。)
③やわらかく煮た豚バラ肉を好みの大きさに切っておく。
④空の鍋に分量の水と酒、砂糖を入れて火にかけて溶かす。(醬油はまだ入れない!)
⑤沸いてきたら中火にして、大根と豚バラ肉をいれて10分煮る。
⑥最後に醤油を加えて全体に馴染ませてさらに10分煮る。
⑦火を止めて一度冷めて、味が染みたら完成!!
食べる時は、もう一度温めてから食べてください。
からしを少しつけて食べるのがおいしくておすすめです!!
まとめ:火加減が重要!!
今回は、豚バラ肉を柔らかく煮る方法について紹介しました。
この方法にたどり着くまでは、何度も失敗して固くて赤身がカチカチの豚バラ肉を食べていました…。
ですが、調べているとお肉には固くなってしまう温度があると知って、その温度に気を付ければ軟らかく煮ることができるのではと考えこの方法を思いつきました!
どうしたら温度計のない家庭でもしっかりと火を通しつつ柔らかく作ることができるのか…。
我が家の現時点での最も確実な方法が、今回紹介したやり方です!!
気を付けるのは「沸騰させないこと」この一点のみです。
何度やっても豚バラ肉が固くなってあきらめている人も、もう一度このやり方で挑戦してみてはいかがでしょうか。
もし挑戦してくださった方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントもお待ちしております!